植物性ケイ素コラム

植物性ケイ素(シリカ)って何?

植物性ケイ素(シリカ)とは、植物から取れたケイ素のことです。

そんな当たり前のことを言う前に、知っておいていただきたい基本的なことがございます。

それは、ケイ素(シリカ)には2つの種類があるということです。

①鉱物性ケイ素(結晶性)※動物性ではございません。笑
②植物性ケイ素(非結晶性)鉱物植物

ここ非常に重要なので覚えて置いて下さい。

ケイ素には、鉱物由来、植物由来の珪素があり、鉱物由来のシリカは結晶性で、植物由来のモノは非結晶性です。

中学の化学の授業を思い出して下さい。結晶性とは規則正しい構造を持っており、逆に非結晶性は規則正しい構造を有しておりません。

まずは、この2種類があることを覚えて頂けると幸いです。

では、本題に入って参りますが、植物性ケイ素とは、文字通り鉱物ではなく植物からケイ素を抽出しております。

その植物というのが、稲のもみ殻なんです。rice_hull

稲のもみ殻は毎年世界で9,000万トン、日本では200万トンも獲れ、まさに無限の資源と言っていいでしょう。

このもみ殻の中には、約20%のシリカ(SiO2)が有り、その特性として結晶構造は、アモルファス(非晶質・非結晶性)で、多孔性(表面に空孔が多い)で生物との親和性が高く、且つ化学的反応性、吸着性に優れております。だから、安全・安心なんです。

ちなみに、従来はこのもみ殻にはあまり利用価値がなく、産業廃棄物として処理されていました。

しかし、このもみ殻なんとか再利用できないかということで、長年研究がされ、近年もみ殻からケイ素を抽出することに成功したのです。rcycle

今まで産業廃棄物だったのが、産業界で幅広く使用されているケイ素になるということで、いま大変な注目を浴びている最中です。

では、どのような分野でケイ素が使われているか次に見て参りましょう!

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